パフューム ーある人殺しの物語ー

http://perfume.gyao.jp/

たまたま数年前に原作読んだんですけど、映画化の話を聞いた時に
「”匂い”をどうやって表現するつもり?ピンク・フラミンゴみたいに匂い付きカードでも配るのか?」
と思いましたが、よぅ考えたら原作(小説)でも匂いは伝わってこないわけでして…。
だいたい「世界中がひれ伏す香り」なんて、想像の中にしか存在しませんよね。

Perfume - The Story of a Murderer (Das Parfum) Trailer

適度にエロくグロく原作のイメージを損なわず、なかなか面白かったです。
ただ、観終わった後は大層疲れましたが(笑

噂の700人XXXXシーンは圧巻でしたよ!
確かグリーナウェイ監督「プロスペローの本」が史上最多の裸体登場映画だと聞いたことがあるけど(ずいぶん前の話なんで違ってたらごみん)コレ、軽く上回ってるよね。
変にボカシが入ってなくてよかったです。興ざめするんだよ〜ボカシって。

中盤、物語の舞台はパリから南仏プロヴァンスのグラースに移りますが、この街は今でも香水の産地として有名です。
現地に行った時に工場見学したことあるけど、近代的な設備ながらも当時とさほど変わらぬ手法で花のエキスが抽出されてました。風光明媚ないいところですよ。