言葉はいつも想いに足りない

しょうがないので別の本屋で「Dollybird vol.2」購入。少女漫画特集ですか。コスプレブライスはそれなりに可愛かったけど、テキストはマンガ読みとしては物足りなかったっす。「傑作お人形コミック」の欄に内田善美の「草迷宮・草空間」が入ってないのはどういう事か。あ、入手困難だからか。
現在、古本を覗いて内田作品は全く入手できない。復刊ドットコムでもリクエスト受付中(http://www.fukkan.com/group/?no=22)だが…84年に筆を折って以来、作者は所在を明らかにする事なく再版をも認めていないそうだ。うーん。
私が初めて内田作品を読んだのは誰かに借りた「ぶ〜け」に載ってた「草迷宮*1で、その精密な画力とネームの深淵さにえらく感動したもんでした。それまで少女漫画ってバカにしてたからねー。今では信じられんだろうが(笑)
そんで私はずっと作者を「男性」だと思っていた*2のですが「消えたマンガ家」(ISBN:410290056X)で実は女性だったという事を初めて知りました。これには多くの読者が驚いたことであろう。あくまでも「謎」の作家だ。
星の時計のLiddell」もエエよ〜。

*1:思えばコレが最後の作品だったのですね…

*2:だって作中やあとがきに「男性」の「内田クン」が登場してたんだもん